K.O様邸(松山市)の施工と声のご紹介
K.O様ご家族
松山市にお住まいです。
コメント
エコ意識の高いK様。
間伐材等を有効利用している姿に共感します。
森林を一緒に活性化させましょう!!
化石燃料の使用量をできるだけ減らした生活を実現
家を新築するにあたり・・・化石燃料の使用量をできるだけ減らした生活を実現したい,
市場に出回らない間伐材や林地残材を有効に活用したい・・・持続的な森林・林業に関わる仕事をしている私が,
薪ストーブの導入を決めた動機です。
新居に引っ越したのは冬まっただ中の2月。新築ということもあって,冷え切った家に入ってすぐに,薪ストーブが大活躍をはじめました。
次の日から,家族よりも早く起きて,薪ストーブに火を入れる日課のはじまりです。
一人薪ストーブに向かい,焚き付けを「焼(く)べて」,火を付けます。
そうそう,余談ですがこの「焼べる」という言葉は死語になりつつあるようです。(「天声人語」朝日新聞2010年2月12日)
薪ストーブのカラス越しに徐々に大きくなる火を真剣に見つめながら過ごすひとりの時間。
気がついてみると,この1時間ばかりの時間が,仕事や子育てそして家事に忙しい日々を過ごす中で,自分を癒す一番貴重な時間になっていました。
ほぼ2時間おきに「焼べる」薪を家の中に運ぶ作業や薪割りなど薪ストーブの世話も新たに日課に加わりました。
デスクワークでなまった身体をリセットするのにぴったりだということに気がつくのに1ヶ月もかかりませんでした。
ちょうど1年が過ぎた頃,2回目の冬,頭でっかちの動機を理由に,新居の一角に堂々と腰を据えた薪ストーブがとても大切なことを教えてくれました。
自然の時間,森の時間に自分のライフスタイルを合わせることで,なによりも自分を精神的にも身体的にも持続可能な状態にしてくれること。
その先に,自分を取り巻く環境が持続的になっていくんだということを。
私にとって,薪ストーブは人生の過ごし方を示唆してくれる大切な師匠です。
これからも,叱咤激励を受けながら,生涯の先生としての長い付き合いが続きそうです。